BLOG

Home » 投稿 » コラム » 【久留米市】過敏性腸症候群と低FODMAP食を専門医が解説

【久留米市】過敏性腸症候群と低FODMAP食を専門医が解説

「お腹が張る」「下痢や便秘を繰り返す」「検査では異常がないのに症状が続く」――このようなお悩みはありませんか?

過敏性腸症候群(IBS)は、日本人の約10~15%が抱えているともいわれる身近な病気です。近年、過敏性腸症候群の症状改善に効果が期待できる食事療法として注目されているのが低FODMAP食(ローフォドマップ食)です。

今回は、久留米市の宮﨑胃腸科内科医院が、過敏性腸症候群と低FODMAP食について、総合内科専門医・消化器病専門医・内視鏡専門医の立場からわかりやすく解説します。

低フォドマップの写真素材|写真素材なら「写真AC」無料(フリー)ダウンロードOK


過敏性腸症候群(IBS)とは?

過敏性腸症候群(Irritable Bowel Syndrome:IBS)は、大腸カメラや血液検査などで明らかな異常が見つからないにもかかわらず、慢性的な腹痛や腹部不快感、下痢、便秘などが続く病気です。

主な症状として、

  • お腹が痛くなる
  • 下痢を繰り返す
  • 便秘が続く
  • ガスがたまりやすい
  • お腹が張る
  • 排便後に症状が軽くなる

などがあります。

ストレスや生活習慣の乱れだけでなく、食事内容が症状に影響することも多く知られています。


FODMAPとは?

FODMAP(フォドマップ)とは、腸内で発酵しやすい糖質の総称です。

正式には、

  • Fermentable(発酵性)
  • Oligosaccharides(オリゴ糖)
  • Disaccharides(二糖類)
  • Monosaccharides(単糖類)
  • And
  • Polyols(糖アルコール)

の頭文字を取った言葉です。

これらの糖質は小腸で吸収されにくく、大腸で発酵することでガスを発生させたり、水分を引き込んだりするため、過敏性腸症候群の方では症状を悪化させることがあります。


低FODMAP食とは?

低FODMAP食とは、FODMAPを多く含む食品を一時的に控え、症状の改善を目指す食事療法です。

特に以下のような症状に効果が期待されています。

  • 腹部膨満感
  • お腹の張り
  • ガスが多い
  • 下痢
  • 腹痛

海外ではIBS治療の一つとして広く活用されており、日本でも注目されています。


高FODMAP食品の例

小麦製品

  • パン
  • パスタ
  • うどん

野菜類

  • 玉ねぎ
  • にんにく
  • アスパラガス
  • カリフラワー

果物

  • りんご
  • スイカ

乳製品

  • 牛乳
  • ヨーグルト
  • アイスクリーム

豆類

  • 大豆
  • ひよこ豆
  • レンズ豆

これらを食べると必ず症状が出るわけではありませんが、過敏性腸症候群の方では影響を受けやすいことがあります。


低FODMAP食品の例

主食

  • 白米
  • 玄米
  • そば
  • 米粉パン

たんぱく質

  • 肉類
  • 魚類

野菜

  • にんじん
  • トマト
  • レタス
  • きゅうり
  • ほうれん草

果物

  • バナナ
  • キウイ
  • みかん
  • いちご

これらの食品は比較的症状が出にくいとされています。

お腹の張り、もう悩まない!女性のための低FODMAP食事ガイド|原因と対策


低FODMAP食の注意点

低FODMAP食は「ずっと続ける食事」ではありません。

まず2~6週間程度、高FODMAP食品を減らし、その後は少しずつ食品を再導入して、自分に合わない食品を見つけていくことが大切です。

過度な制限を長期間続けると、

  • 栄養バランスの乱れ
  • 食物繊維不足
  • 腸内細菌バランスの変化

につながる可能性があります。

自己判断で極端な食事制限を行うのではなく、医師の指導のもとで取り組むことをおすすめします。


IBS症状がある場合は他の病気との鑑別も重要

下痢や便秘、お腹の張りは過敏性腸症候群だけでなく、

  • 大腸がん
  • 炎症性腸疾患
  • 大腸ポリープ
  • 感染性腸炎
  • 乳糖不耐症

などでもみられます。

特に、

  • 血便がある
  • 急激な体重減少
  • 貧血を指摘された
  • 40歳以降に症状が出た

といった場合は、大腸カメラ検査による評価が重要です。

症状を「ストレスのせい」と決めつけず、まずは適切な検査を受けることが大切です。


久留米市で過敏性腸症候群(IBS)の相談なら宮﨑胃腸科内科医院へ

過敏性腸症候群は命に関わる病気ではありませんが、日常生活や仕事、学業の質を大きく低下させることがあります。

宮﨑胃腸科内科医院では、過敏性腸症候群の診断・治療に加え、必要に応じて大腸カメラ検査を行い、他の消化器疾患が隠れていないかを丁寧に評価しています。

当院は久留米市の地域密着型かかりつけ医として、総合内科専門医・消化器病専門医・内視鏡専門医・肝臓専門医・ピロリ菌感染症認定医の資格を持つ医師が診療を担当しています。

「下痢が続く」「便秘と下痢を繰り返す」「お腹の張りが気になる」「低FODMAP食について相談したい」という方は、お気軽にご相談ください。

監修 宮﨑胃腸科内科医院 副院長:宮﨑 健(みやざき けん)

日本内科学会 総合内科専門医/内科認定医
日本消化器病学会 専門医
日本消化器内視鏡学会 専門医
日本肝臓学会 専門医
日本ヘリコバクター学会H.pylori(ピロリ菌)感染症認定医
日本抗加齢医学会 専門医
福岡県医師会認定かかりつけ医

📍住所:福岡県久留米市善導寺町飯田901-5
📞電話:0942-47-5800
🔗公式サイト:https://miyazaki-ichoclinic.com/
🔗内視鏡検査・生活習慣病専門サイト:https://miyazaki-naishikyo.com/
🔗内視鏡専門サイト(簡易サイト):https://endoscope.miyazaki-ichoclinic.com/
🔗公式Instagram(インスタグラム):miyazaki.clinic_kurume
🔗公式Facebookアカウント:宮﨑胃腸科内科医院