

「いびきをかいている」「寝ている間に呼吸が止まっている」とご家族から指摘されたことはありませんか?いびきは単なる「寝相」や「体質」と片付けられがちですが、実は「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」という疾患のサインかもしれません。放置すると日中の眠気だけでなく、重大な合併症を招く恐れがあります。当院では、生活習慣病の専門医として、睡眠時無呼吸症候群の診断とトータルケアを行っております。
睡眠時無呼吸症候群とは、睡眠中に何度も呼吸が止まったり、浅くなったりする病気です。いびきは気道が狭くなっている証拠であり、呼吸が止まることで脳や心臓に深刻な酸素不足を引き起こします。自覚症状がなくても体への負担は大きく、放置は厳禁です。
ご本人は熟睡しているつもりでも、実際には睡眠の質が著しく低下しています。特にご家族からの指摘が発見のきっかけになることが多いため、以下のサインには注意が必要です。
寝ている間に息が止まっている、いびきが突然止まる、あえぐような呼吸をする
起床時の頭痛、喉の渇き、日中の激しい眠気、集中力の低下
健診異常を指摘された(特に血圧や肥満関連)
多くの方が「太っている人だけの病気」だと思われていますが、実はそうではありません。原因は多岐にわたります。
日本人に多い「顎が小さい」「喉が狭い」「首が短い」といった骨格の特性
日常的な飲酒は筋肉を弛緩させ、気道を塞ぎやすくします
喉周りに脂肪がつくと気道が圧迫されます
呼吸停止による酸素不足は、全身の臓器に大きなダメージを与えます。寝ている間の低酸素状態が続くと、血管への負担が増し、脳卒中や心筋梗塞のリスクが健常者の数倍に跳ね上がることがあります。また、日中の眠気による事故などの社会的なリスクも無視できません。
症状の重症度や原因に合わせて、最適な治療法を選択します。

マスクを通じて気道に空気を送り込み、気道を広げる治療法です。重症例において最も標準的で効果の高い治療です。
減量、横向き寝の工夫、飲酒の抑制など、軽症例や補助的な治療として重要です。
歯科装具を使用して顎の位置を調整し、気道を確保します。
睡眠時無呼吸症候群は、単独で存在するよりも、高血圧、糖尿病、脂質異常症、脂肪肝といった生活習慣病を併発しているケースが非常に多い疾患です。特に高血圧症の方は、夜間の血圧低下が見られず、心血管疾患のリスクが非常に高くなります。
当院では、消化器・生活習慣病の専門医として、睡眠の質だけでなく全身の健康管理を一括してサポートいたします。健診で異常を指摘された方や、ご家族から睡眠中の様子を心配された方は、ぜひ一度当院へご相談ください。早期発見が、将来の健康な生活を守るための第一歩です。