家族にピロリ菌陽性者がいる方へ|検査と除菌治療の重要性
「家族がピロリ菌陽性だったけれど、自分は症状がないから大丈夫だろう」
そのように考えている方は少なくありません。しかし、ピロリ菌(ヘリコバクター・ピロリ)は自覚症状がないまま胃の中で慢性的な炎症を引き起こし、将来的な胃がんや胃潰瘍のリスクを高めることが知られています。
特に家族にピロリ菌感染者がいる場合は、自身も感染している可能性があるため、一度検査を受けることをおすすめします。

ピロリ菌とはどのような細菌?
ピロリ菌は胃の粘膜に生息する細菌で、多くは幼少期に家庭内で感染すると考えられています。
感染してもすぐに症状が出ることは少なく、長期間にわたり胃の粘膜へ炎症を起こし続けます。その結果、慢性胃炎や胃潰瘍、十二指腸潰瘍を引き起こし、さらに胃がん発症の重要な原因となることが明らかになっています。
近年では、胃がん予防の観点からもピロリ菌の早期発見と除菌治療の重要性が広く認識されています。
家族に陽性者がいる方は検査をおすすめします
ピロリ菌は家族内で感染が広がることがあります。
特に親や兄弟姉妹がピロリ菌陽性だった場合、同じ生活環境で育ったことから感染している可能性があります。
「胃の症状がないから問題ない」と思っていても、胃の粘膜では炎症が進行していることがあります。
将来の胃の病気を予防するためにも、家族にピロリ菌陽性者がいる方は一度検査を受け、自身の状態を確認することが大切です。
ピロリ菌を除菌するメリット
胃がんリスクの低下
ピロリ菌感染は胃がんの最大の危険因子の一つです。
除菌によって胃がん発症リスクを減らせることが分かっており、若いうちに除菌するほど予防効果が高いと考えられています。
慢性胃炎の進行予防
ピロリ菌による炎症が長く続くと、胃粘膜が傷つき萎縮性胃炎へ進行することがあります。
除菌治療によって炎症の進行を抑え、胃の健康維持につながります。
胃潰瘍・十二指腸潰瘍の再発予防
ピロリ菌感染が原因となる潰瘍は再発しやすい特徴があります。
除菌することで再発リスクを大幅に減らし、出血や強い腹痛などの合併症予防にも役立ちます。
胃の不快症状の改善
胃もたれや胃の痛み、みぞおちの違和感などがある場合、ピロリ菌感染が関与していることがあります。
除菌によって症状の改善が期待できるケースもあります。
将来への安心につながる
感染の有無を確認し、必要な治療を受けることで、「胃がんになるのではないか」という不安の軽減にもつながります。
症状がなくても検査する価値があります
ピロリ菌感染者の多くは無症状です。
健康診断で異常を指摘されなくても、胃の中では炎症が続いている場合があります。
そのため、家族歴がある方や胃がんが心配な方は、症状の有無にかかわらず検査を受けることが大切です。
早期発見・早期治療は、将来の胃の健康を守る第一歩になります。
陽性の場合は除菌治療まで対応
検査でピロリ菌陽性が確認された場合は、胃カメラ検査などで胃の状態を確認しながら、保険診療による除菌治療をご提案します。
当院は内視鏡クリニックとして豊富な経験を活かし、患者さんの負担軽減に配慮した検査・治療を心がけています。
気になる方はお気軽にご相談ください
家族にピロリ菌陽性者がいる方、胃の不調が続いている方、将来の胃がん予防を考えている方は、ぜひ一度ご相談ください。
久留米市の宮﨑胃腸科内科医院では、地域の皆さまの健康を支えるかかりつけ医として、ピロリ菌感染の検査から除菌治療、その後のフォローまで丁寧に対応しています。
ご自身やご家族の胃の健康を守るためにも、まずは感染の有無を確認することから始めてみませんか。
◎関連コラムはこちら▶ 家族がピロリ菌陽性だったら要注意―症状がなくても一度は検査を
日本内科学会 総合内科専門医/内科認定医
日本消化器病学会 専門医
日本消化器内視鏡学会 専門医
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日本ヘリコバクター学会H.pylori(ピロリ菌)感染症認定医
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